第56回 日本栄養改善学会で発表しました
   
2009. 9. 2〜 9. 4 札幌コンベンションセンター

示説発表 「介護予防教室(栄養改善)参加者の食生活の現状と介入効果の評価」

 私達は平成19年から相模原市介護予防事業の委託を受け、一般高齢者を対象とした
介護予防教室(栄養改善)を実施してきました。
介護予防教室では、多様な食品摂取と高次生活機能の加齢に伴う低下危険度は関連があるという
エビデンスに基づき、10種類の食品群を日常的に摂取することが介護予防につながるとお伝えしてきました。
今回は、これまでの教室で実施してきた「食べ物頻度チェック(食品摂取の多様性評価票)」から、
参加者の食生活状況を中心に解析したものをポスター発表させていただきました。  


飛行機の中で札幌の気温18度というアナウンスが流れ、到着した札幌は快晴で長袖がちょうどよい気候でした。
介護予防事業や特定保健指導事業についての発表も多数あり、たくさんの方々と情報交換ができ、
今後の事業に活かすことができそうな出会いもありました。


     学会は2日間の参加でしたが、あっという間の2日間でした。北海道はすっかり「秋」の気配、空も秋空でした。
        そして、安達代表が札幌出身ということもあり、学会終了後は北海道の味覚を堪能してきました。
     写真はその一部ですが、ジンギスカンに、毛ガニ、ルタオの「ドゥーブル・フロマージュ」などをいただきました。
          小樽や時計台、テレビ塔なども巡り、身も心もリフレッシュ!また、次の一歩を歩き出せそうです。




****************************** 発 表 要 旨 **************************

 

介護予防教室(栄養改善)参加者の食生活の現状と介入効果の評価

秋葉香織1) 安達美佐1) 寺澤康子1) 高見美智子1) 西舘素子1) 
阿部未紗1) 坂崎千郷1) 金子伸子2)
1)栄養サポートネットワーク合同会社  2)厚木中町クリニック

<要旨> 

【はじめに】筆者らは平成197月から介護予防教室(栄養改善)を実施しており、熊谷修らの「食品摂取の多様性得点評価票(以下評価票とする)」を用いて栄養改善の介入を行っている。本研究は「評価票」の結果をもとに参加者の食生活の現状を把握し、介入効果の評価を行うことを目的とする。

【方法】神奈川県相模原市で平成1920年度に実施した介護予防教室の参加者(概ね65歳以上、男性44名、女性88名、計132名)に対し実施した「評価票」の結果を検討した。また参加者のうち、同意の得られた者に半年後、同様の「評価票」と「献立・調理に関する意識調査アンケート」を実施した。

【結果】食品摂取の多様性得点(10食品群につき「ほぼ毎日食べる」を1点とした合計得点)の平均点は男性で5.2点(09点)、女性で6.2点(010点)であった。「ほぼ毎日食べる」割合が少ない食品群は男性では「芋類」21%、「肉類」30%、「海草類」36%、女性では「芋類」38%、「海草類」47%であった。老研式活動能力指標の得点低下の相対危険度に関する多様性得点区分「03点」、「48点」、「910点」の割合は、男性では15%80%5%、女性では16%64%20%であった。半年後に「同評価表」を実施した男女計28名の多様性得点区分は、「48点」の割合が75%から58%に減り、「910」の割合が7%から21%に増える傾向にあった。(演題登録時データ)

【考察】「芋類」、「海草類」については「調理が面倒」、「レパートリーが少ない」、「肉類」は 「食べにくい」などの発言が参加者からあり、簡単で実用的なレシピの提供が必要と思われる。教室では評価票を実施し、各自が今後「ほぼ毎日食べる」ことのできる食品群を12群決め、具体的な利用方法について話し合ってきたことが、多様性得点区分の改善につながったと考えられる。

*発表抄録のご請求、詳細等については下記メールよりご連絡ください。


ご質問・お問い合わせはこちらまでお願いいたします
info@nutrisupport.co.jp

このページのトップへ
TOPへ