第22回 日本疫学会学術総会で発表しました
    2012. 1.27  東京:学術総合センター・一橋記念講堂

口演発表 「クラスター無作為化比較試験による2型糖尿病のための
生活習慣改善プログラムの効果の評価」

 これまで4年間かけて、糖尿病の血糖コントロールに関する栄養教育のデータを収集してきましたが、
ようやく結果を取りまとめることができましたので、日本疫学会学術総会で発表させていただきました

当日の口演発表は20演題、2番目の発表でしたが、発表者も会場にも日本で名だたる先生方ばかり
東京大学を始め、大学の医学部や公衆衛生学教室、看護学部、大学附属病院、国立環境研究所等々の中で
「栄養サポートネットワーク合同会社」の名称は少々、気後れしてしまう気がしていましたが、
公衆衛生現場からの実践的な研究のまとめを皆さんに聞いていただく機会を得ました

「診療所にて、管理栄養士が一定のプログラムを実施すると、2型糖尿病の血糖コントロールを改善できる」
このような結論を示唆することができる結果となりました
管理栄養士が関わりプログラムを実施する群と管理栄養士は関わるけれど助言だけを与える群とに
20施設を施設ごとに無作為に分けて対応し、血糖コントロールの指標である
HbA1cの改善率(登録時と介入6ヶ月後の変化率)を比較した研究でした
プログラムは弊社がすでに平成18年から取り組んでいた「6か月間に約3回程度の面談と電話フォローを
定期的に実施する」という、現在の特定保健指導の積極的プログラムと同様の内容です

折しも、国が掲げる「疾病重度化予防の取り組み」として、
診療所での療養支援の充実が推進されようとしています
患者さんがかかりつけ診療所で気軽に栄養相談を受けることができるしくみを平成18年から稼働させ、
複数施設で共通のプログラムを提供していた中で走っていた研究ですが、
患者さんが無理なく継続的に生活改善に取り組みことが実現できるプログラムであると検証できました

 
 
 今年は「社会のニーズに応える疫学」というテーマでした
 


会場からの質問では、
@どのように20施設に協力を得ることができたのか、A1施設10名ずつの患者さんに協力をしていただいたが、
10名になるまでどのくらいの期間を要したか、B管理栄養士が関わるプログラムの詳細、
C継続的に面談を実施できた工夫は何だったか 等々
興味を持って質問してくださった方がおり、大変うれしかったです
ありがとうございました
抄録はこちら →
発表スライドはこちらです → 

生活習慣病、特に糖尿病では食事と運動が要となりますが、食事はカロリーのことよりも
血糖を上昇させにくい食べ方を無理せず定着させていくことができるプログラムだったことが
血糖のコントロールに多いに結びついたと思われます
今後は診療所で管理栄養士を活用していただくしくみを拡げるとともに
このプログララムの普及にも力を注ぎたいと思っています


*研究内容、結果等の詳細については下記メールよりご連絡ください。


ご質問・お問い合わせはこちらまでお願いいたします
info@nutrisupport.co.jp

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