新潟出張セミナー
在宅の栄養ケアに関わる

            2017.3.11・12

すでに管理栄養士による在宅訪問を開始していた地区ですが
さらなる活動エリア・対象者の拡大を目標にしました

 地域の医療機関と行政と管理栄養士の三者が連携し、診療所における外来栄養食事指導を推進するしくみが構築されたエリアでしたが、ケアマネジャー、訪問看護、訪問介護等々での地域連携があるにも関わらず、管理栄養士の「在宅訪問」については、まだ円滑に進んでいない状況でした。

 誰が何をすれば、在宅で管理栄養士を活用していただけるのか、これまで相模原・町田エリアで20数年に渡り、培ってきた管理栄養士の在宅訪問におけるしくみづくりをお伝えしました。また、栄養ケアマネジメントに沿った段階的な栄養介入が行われなければなりませんが、一定期間内で効果的な成果を出して行くためには、評価指標をあらかじめ設定し、どうモニタリングしていくかが重要となります。「管理栄養士が関わってよかった」と思っていただくためには、他者の目に見える成果が必要です。加えて、成果を見せていくための介入視点や成果の見せ方も併せてお伝えしました。

 在宅での関りは病院内でのそれと少し違っています。在宅ではそれぞれの事業所(サービス)が利用者ごとに別々であり、タイムラグがある中でチームを編成します。管理栄養士も、いかに円滑な連携を図るかという視点が不可欠です。これまでの他職種からのアドバイスや自らの経験を提示しながら、「食事」や「栄養」のことは管理栄養士が中心となってマネジメントするためのポイントをお伝えしました。

 「管理栄養士への依頼(オーダー)をどう拡大するか」より、「管理栄養士は地域内ででどこにいるか」、「管理栄養士は在宅訪問で何をしてくれるのか」を知っていただく方策が必要です。さらに、それ以前に「在宅でのサービスはどんなものがあるか」「要介護の程度によりADLはどう違うのか」、そもそも「介護保険とは」などの初歩的なことをしっかり押さえてから管理栄養士は活動を開始することが望まれます。在宅でも「チームで関わる」ことが望まれていますが、管理栄養士の多くはこれらの基本的なことや主治医・ケアマネジャーと「連携するスキル」を知らずにいることが大きな問題だと思います。弊社主催のセミナーではこの点をしっかりとご理解いただき、実践していただけるよう心掛けています。
         
 訪問診療を行う診療所での管理栄養士の在宅訪問はこれまでよりは増えていくことが予想されますが、それでも在宅医療を専門に実施している診療所は地域でもごく限られています。一般診療所には在宅訪問する必要がある対象者は多くはありませんが、それでも在宅医療を専門に提供する診療所よりもはるかに多く存在します。
 これからは相模原・町田エリアで行っているように、在宅訪問する管理栄養士は少なくても1名の管理栄養士が複数の診療所と連携し、在宅訪問を実施するしくみが増えていくことが重要になると思います。
 
 まだ全国でもそのようなしくみで管理栄養士が在宅訪問をしているエリアは少ないようですが、20数年間、管理栄養士を必要としてくださる在宅の利用者の訪問をほぼ実現できているのは、このようなしくみが稼働しているからだと思います。
 新潟エリアでも、ぜひ、このようなしくみの中で管理栄養士を必要としている皆様のところに気軽に行けるようになっていくことを願います。

 


平成29年度も「在宅で栄養ケアに関わる」のセミナーを実施予定です。詳細は弊社ホームページでご案内させていただきます    
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